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「ほとんど読めない」

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■概要

言葉を扱う私が、言葉を知らない赤子と暮らした、一年間の言葉にまつわる記録ーー。

大人になって、どんなことでも知っているつもりになっていたけれど、私は世の中に存在するほとんどのことを知らないし、目の前に存在したとしても(量的にもスキル的にも)読むこともできない。そんなことを考えながら、目次以外の全てのページが裏側に印刷されている“ほとんど読めない”本をつくりました。

自らの手で1ページずつ切り拓いていくという面倒な行為をしなければ読むことのできない雑文にはたしてどの程度の価値があるのかわかりませんが、ぜひご覧いただけるとうれしいです。


※この本は自宅で印刷したものを半分に折り、クリップで簡易的に止めたものです。印刷や折り目など、本ごとに誤差が生まれていますことご了承くださいませ。

※ほとんど読めないよう、全てのページで裏側に印刷がなされています。読むためにはページごとに折り目を切り開いていく必要があります。ご不便おかけしますこと、お許しください。



■目次

世界の始まり
ほとんど読めない
街中の不協和音
ノスタルジー 、あるいは消えゆく不安
「痴人の愛」の初版本
言語にとって美とはなにか
エロチシズム
書き言葉にひそむ表情
セーブデータ
言葉に追いつかれないスピードで
正しさを求めるか?
方言
書けない言葉たち
語感 / 五感 / 互換
それぞれの言語
沈黙(または、李禹煥について)
甘き死よ、来たれ
記録と記憶における言葉の不完全性
コミュニケーションとして
遠藤周作と悲しき青色
互助性について

翻訳という技術
知らない文字
異なる世界の人々
言葉の生まれるところ
偶然短歌
最期の言葉
Mame Kurogouchiの日記
かくして私は大人になった
抽象について
足りない部分を補う
見えないものを見ようとして
こころに風が通るとき
さいごのはじめに



■クレジット

文:角田貴広
デザイン:横井もも代

2023年4月1日発行

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